太宰治資料一覧

○太宰治についての評論・研究  1)単行本・文庫

 2)評論集、研究論文集

 3)雑誌、講演記録、事典、資料など

                 

 1)単行本・文庫

番号 書     名 著 者 名 出 版 者 出版年 備   考
1 太宰治論 饗庭孝男 講談社 1976.12 金木 「近代」の精神史と昭和十年代の時代状況の交差する場所から、太宰文学の作品構造を解読する
2 太宰治論 饗庭孝男 小沢書店 1997.1 本館 講談社昭和51年刊の再刊
3 文学碑のなかの人生と愛 青柳亨 西田書店 2002.3 本館 太宰治などの文学碑の紹介だけでなく、作品の背後に秘められた作家の実像を語る異色の文学論
4 戦時下の太宰治 赤木孝之 武蔵野書房 1994.8 本館 金木 太宰研究の盲点となっている中期の作品や戦時下における太宰治を主要テーマとして扱った評論
5 ミステリー的太宰治論 明石矛先 創栄出版 1997.4 本館 太宰文学を探偵小説として捉え、海外の探偵小説との比較を試みた新しい視点の評論
6 太宰治と夢野久作 明石矛先 文芸社 2005.6 本館 「狂人」として受け取られがちな太宰治と夢野久作の作品を比較検討する評論
7 太宰治―その心の遍歴と聖書 赤司道雄 八木書店 1985.11 本館 聖書学を専攻する著者による、太宰が作品を産む過程での心の遍歴と聖書の関わりを論ずる
8 近代文学弱性の形象 秋山公男 翰林書房 1999.2 本館 弱性の主人公をもつ作品を通して近代文学の流れを辿る。とりあげられた作品の中に「斜陽」、「人間失格」
9 太宰讃歌 阿久津レイ子 彩図社 2001.7 本館 金木 数十年来の太宰文学愛読者である著者による紀行文を織り交ぜた評論エッセイ(文庫版)
10 私論太宰治 浅田高明 文理閣 1988.5 本館 金木 太宰文学の上方文化志向を一括して論じた太宰論
11 太宰治の「カルテ」 浅田高明 文理閣 1981.11 本館 結核病学を専攻する臨床医である著者による、病歴や病状の点からアプローチした太宰論
12 幻視の作家 荒川法勝 東京文芸館 1996.3 金木 坂口安吾や伊藤左千夫、太宰治らについての作家論
13 太宰治弱さを演じるということ 安藤宏 筑摩書房 2002.1 本館 金木 「ことばで距離を創る」という新たな太宰像を提示しようとする太宰治論
14 太宰治〈習作〉論 五十嵐誠毅 翰林書房 1995.3 本館 金木 太宰文学の根源を、習作群のなかにあらわれるテーマに焦点を当て論考する
15 伝綺肖像館 池内紀 日本文芸社 1989.5 本館 太宰治、渋沢龍彦、岡本綺堂など多くの作家についての作家論
16 身体小説論 石井洋二郎 藤原書店 1998.12 本館 太宰「斜陽」、漱石「三四郎」、谷崎「痴人の愛」を「心理」ではなく「身体」から読み解こうとする文学論
17 文芸にあらわれた日本の近代 猪木武徳 有斐閣 2004.1 本館 経済学者の視点から文学者の捉えた「日本の近代」を探求する。第2章で太宰の「斜陽」をとりあげている
18 太宰治 浦田義和 法政大学出版局 1986 本館 金木 作品の分析を中心に据え、文学言語と時代と作家に相わたる文体論を試みる
19 太宰治の〈物語〉 遠藤祐 翰林書房 2003.1 本館 金木 太宰治の作品を、たとえ主人公の境遇がどれほど本人に近かろうと、本人から切り離して考察する作品論
20 天皇印象記 ・太宰治文学批判 大沢久明著作集U 大沢久明 北方新社 1974 本館 共産主義者である著者による天皇論と太宰文学の批判の2編を収録
21 偉人の効用 大橋健二 勉誠出版 2004.2 本館 偉人達の生き様が映し出すこの時代の問題点と未来への指針。ニーチェの章で太宰についての記述あり
22 演習 太宰 堀 石坂 大森郁之助 審美社 1969.7 金木 太宰治、堀辰雄、石坂洋次郎などについての評論
23 太宰治への視点 大森郁之助 桜楓社 1980.6 本館 国文学や解釈などに掲載された著者の太宰治についての論文をまとめた論文集
24 津軽・太宰治 小笠原功 路上社 1993.12 本館 津軽という風土と津軽人の底に流れるもの。その一典型としての太宰文学を総合的に捉えた評論
25 太宰治論 奥野健男 春秋社 1966 本館 苦悩の作家・太宰治の人生と作品を描く太宰論の古典
26 太宰治論 奥野健男 角川書店 1968.11 本館 苦悩の作家・太宰治の人生と作品を描く太宰論の古典(文庫版)
27 太宰治論 奥野健男 新潮社 1993 本館 苦悩の作家・太宰治の人生と作品を描く太宰論の古典(文庫版)
28 太宰治 奥野健男 文芸春秋 1998.2 本館 「太宰治論」の改訂、文庫版
29 漱石・芥川・太宰と聖書 奥山実 マルコーシュ・パブリケーション 1998.11 本館 金木 三人の作家を聖書とのつながりを軸にとらえんとする評論
30 神話世界の太宰治 長部日出雄 平凡社 1982.1 本館 金木 スサノヲ神話と太宰の生涯との相似という視点からの太宰論
31 太宰治再読 小野才八郎 審美社 2008.6 本館 60年前に著者が太宰治を十数回訪問した際に聞いた言葉を喚起し、太宰作品を再読する
32 故土津軽 小野正文 未知谷 2007.6 本館 弘前大学名誉博士であり、太宰治研究で知られる著者によるふるさと津軽や太宰についての評論
33 太宰治その風土 小野正文 洋々社 1986.11 本館 太宰とそのふるさと津軽の風土との関わりについての考察や、「走れメロス」についての作品論など
34 太宰治をどう読むか 小野正文 弘文堂 1962 本館 金木 太宰の友人の一人として、同じ郷里に住むものとして描いた太宰論
35 太宰治をどう読むか 小野正文 サイマル出版会 1971 金木 太宰の友人の一人として、同じ郷里に住むものとして描いた太宰論
36 太宰治をどう読むか 小野正文 サイマル出版会 1990.5 本館 金木 太宰の友人の一人として、同じ郷里に住むものとして描いた太宰論
37 太宰治をどう読むか 小野正文 未知谷 2006.3 本館 太宰の友人の一人として、同じ郷里に住むものとして描いた太宰論
38 太宰治之事 小野正文/伊奈かっぺい おふぃす・ぐう 2001.6 本館 金木 太宰の友人であり、研究者でもある小野正文と伊奈かっぺいとの太宰についての対談
39 太宰治の場所 小浜逸郎 弓立社 1981.12 金木 教育論などで有名な評論家である著者の処女評論集
40 選ばれし者の悲哀とリリシズム 梶原宣俊 文芸社 2003.12 本館 金木 太宰の性格形成や思想形成に焦点を当てて太宰像を捉える評論
41 太宰治を文化人類学者が読む 春日直樹 新曜社 1998.1 本館 金木 文化人類学者が太宰の作品に頻出する戦争、社会的不平等などのテーマを分析する
42 太宰治愛の奇跡 片山英一郎 古川書房 1989.2 本館 太宰治の愛と死の真相を、あらゆる角度から研究解明し、その人と文学の実相を探る
43 太宰治絶唱 片山英一郎 古川書房 1990 本館 推測や誤った捉え方をされがちな太宰治について、事実と真実を尊重した正伝を探ろうとする作品
44 太宰と井伏 加藤典洋 講談社 2007.4 本館 死を選んだ太宰、「黒い雨」で戦争の悲惨さを描いた井伏、二人の対照的な戦後を論ずる
45 津軽のレリーフ太宰治 金沢大士 近代文芸社 1998.6 本館 金木 津軽をキーワードに太宰の人と文学を読み解く
46 無頼派の祈り 亀井勝一郎 審美社 1972 本館 金木 三鷹時代からの太宰治の友人である著者による太宰論、作品論
47 滅びの美学 河村政敏 至文堂 1992.7 本館 金木 死を選んだ太宰治と三島由紀夫、二人の人生・作品に共通する滅びの美学を論ずる
48 終末の予見者太宰治 菊田義孝 審美社 1972.3 金木 太宰治を、苦悩からの救出よりも世界の終末をすすんで望んだものとして捉えた太宰論
49 人間脱出 菊田義孝 弥生書房 1979.6 本館 太宰に師事していた著者による、戦前・戦中・戦後を通して見た太宰論
50 太宰治と罪の問題 菊田義孝 審美社 1968 本館 キリスト教徒である著者から見た、太宰治の持つ「罪」の意識という観点からの太宰論
51 太宰治翻案作品論 木村小夜 和泉書院 2001.2 本館 金木 “中期”太宰を特徴づける翻案作品について、先行研究を整理し、原点との精密な比較検討を中心とした作品論を展開
52 太宰治と外国文学 九頭見和夫 和泉書院 2004.3 本館 太宰治と外国文学との接点から、作品の生成を研究する
53 太宰治の青春像 久保喬 朝日書林 1993.6 本館 金木 太宰治、壇一雄らと同人誌に参加したこともある著者による評論集
54 太宰治の青春像 久保喬 六興出版 1983.5 本館 金木 太宰治、壇一雄らと同人誌に参加したこともある著者による評論集
55 回帰のかたち 郡継夫 武蔵野書房 1991.11 本館 広津・堀・太宰といった作家についての評論集。そのなかに「斜陽」論
56 太宰治 郡継夫 笠間書院 2005.1 本館 「津軽」ほか6編の作品論から知られざる太宰像を描き出す論文集
57 新説・太宰治論 越川正三 桜楓社 1971 本館 性と芸術至上主義という視点でとらえた太宰治論
58 太宰・漱石・モームの小説 越川正三 関西大学出版部 1997.4 本館 金木 太宰・漱石・モームの小説を、比較の視点から考察した論文集
59 太宰文学の光と影 小林一郎 右文書院 1987.4 本館 初期作品の中に秘められた太宰文学の核となっているものを洗い出して捉えなおさんとする評論
60 太宰治 小林利裕 近代文芸社