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TEL. 0173-34-4334

〒037-0046 青森県五所川原市字栄町119

 

図書館からあれこれ

アルバムのイラスト 平成25年3月 「あの日から学んだこと」

 ありとあらゆるものが覆された震災の日から2年が経ちました。忘れられない記憶を抱いて残った人間は生き続けます。
 私たちは今できること二つをシンプルに続けようと思っています。
 
 ひとつは防災。人命第一。人の命より大事な本も施設もありません。もちろんできるだけ耐震は考えました。ガラスの入った戸棚類は人のいる所から遠ざけました。本棚も固定してもらいました。それでも万が一の時はすみやかに避難しましょう。その際まごつかず行動できるよう「危機管理マニュアル」を作ります。日頃からマニュアルを読んでいれば少しでも早く適切な避難誘導ができると思います。
 
 もうひとつは資料の電子化です。紙は火にも水にも弱いです。大切な資料を読み取って電子媒体で保存しておけば、紙媒体に何かあったとしても中味は残ります。本館・伊藤忠吉記念図書館・市浦分館の3館に置くので、どこかで残ってくれれば後世に伝えることができます。

 マニュアルは毎年見直し、防火訓練等にも反映させます。電子化は時間がかかってもたゆまず推進していきます。

 図書館は現在の子供たちはもちろん、100年先の子供たちのためにも存在します。大事な情報を守り、育て、伝えます。

 図書館は役に立つ施設を目指します。困った時、心が痛い時、図書館でお役にたつことはありませんか?



女子のイラスト 平成25年1月 「本館分館上手に使おう」

 新しい年になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 五所川原には図書館が3館あります。五所川原市立図書館・伊藤忠吉記念図書館・市浦分館です。皆さまのお近くにある図書館を上手く使っていただけるよう提案したいと思います。
 まず、初めの一歩。五所川原市民は3館どこでも都合のいい図書館で貸出券を作ることができます。住んでいる場所でも、お仕事先に近いところでも、買い物ついでに立ち寄っても。本を借りたい時も同じです。どこでも貸出を受けられます。そして返す時。この時が一番便利です。五所川原で借りても、返す時は五所川原まで来なくてもいいのです。一番近い図書館にお返しください。
 次に、読みたい本があるとします。インターネットをなさる方なら、あらかじめ検索してもよろしいですし、題名等がわかっていれば電話でもFAXでも大丈夫です。お近くの図書館になくても金木や市浦から五所川原に取り寄せることができます。本の準備ができましたらご連絡いたしますので、それからおいでになれば借りることができます。題名がわからなくても例えば「着物の着付けの本・できるだけ帯結びがいろいろ載っている本・3種類くらいほしい」で大丈夫です。お探しいたします。お目当ての本に行き着くためにこちらもいろいろお聞きすることもあるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
 五所川原市内の3館に無い場合は他の図書館から借りてご提供することもできます。県立図書館から本を借りるサービスはこの図書館同士の貸し借りの他に、ご自分で直接借りて返す時だけ最寄りの都合の良い図書館に返すとか、貸し借りすべてインターネットでできる方法とか、来館が困難な方に宅配でお送りする方法とか、いろいろございますのでご都合のよい方法を利用して市の図書館、県の図書館双方から本を借りることもできます。
 次に3館それぞれを簡単にご紹介します。市浦分館は市浦総合支所の中にあります。今年度はスポーツの本に力をいれて購入いたしました。野球と駅伝の本がお好きな方はぜひのぞいてみてください。伊藤忠吉記念図書館は芦野公園の入り口にあります。絵本を増やしました。子どもたちが見やすいように本棚を並べ替えるなどもいたしました。五所川原市立図書館は野球場の向かいにあります。太宰治関係の本の収集に力を入れていますが、その他中高校生用の本、経済の本、お料理の本などを積極的に購入しました。
 図書館は団体貸出も簡単にできるようになっていますので、寒い季節、ある程度まとまった数の本(50冊~200冊)を2カ月間借りて利用することもできます。地域のサークル、職場、ご近所同士などでご利用ください。 私ども職員一同、できるだけ便利に使っていただけるよう提案していきますが、皆さま斬新なアイディアがございましたらぜひお寄せください。もっと便利な役に立つ図書館になれますように。



妖精のイラスト 平成24年12月 「2012年もあと少し」

 いつものごとく・・・いいえ、また新たに年は暮れ、年は始まるのかもしれません。
 最後の締めくくりに、私は今年一番の贈り物をご紹介します。

 
「図書館が好きでこの世が大好きで」 岩崎 眞里子

 図書館関係者といたしましては、こんなうれしい句はないです。
 図書館が好きなこの方は絶対図書館を利用されたことがある方です。そして本を借りたり、調べ物をしたり、勉強したり、お話を聞いたり、何もしないでぼんやりしたり、ただただ本棚をさまよったり・・・そういう経験をしたうえで図書館はいいよ、とおっしゃってくださいました。
 さらに生きていることはもっと大好き。この世は楽しいよ、この世でやれることいっぱいやってみましょうよ。自然も街も田舎も。小さな虫も大きな宇宙も全部ひっくるめてこの世はいいとこだよと肯定しています。もちろん自然災害はあるし、辛いことはいっぱいあります。だけど、それを知ってなおこの世は大好きと言い切れる強さ、明るさ。なんかすごくいい力をいただいた気分。
 今年もあと、少しです。やり残したこと、やりたいこと。まだ間に合います。やってみましょうよ。明るくプラス思考でいることが大変な世の中ですが。やっぱり笑う門には福来る。とてもつつましい喜びだって喜べるのが人間です。たとえば一冊の本を読んで「うふふと笑えた」らラッキー、「感動した」らもっとラッキー、「役に立った」らもっともっとラッキーだと思いませんか。
 図書館は12月28日まで開館しております。新年は1月4日から開館いたします。ぜひ、お休み中、楽しめる本をたくさん借りていかれて、雪の日に備えてください。そして楽しいクリスマスと年の暮れ、新たな気分でよいお正月をお迎えくださいますように!
 皆様、本年中はお世話になりました。ありがとうございます。また、来年もよろしくお願いいたします。



本のイラスト 平成24年11月 「図書館はどんなところですか?」

 図書館と聞いてあなたはどんなイメージを思い浮かべますか?たいていの方が静かな所と答えてくださいます。静かに本を読む、調べ物をする、そういう方がおいでになる場所です。それなら、私ども職員はその環境を守り整えるのが仕事です。
 本を読む所。もちろんです。本を提供する場所です。できるだけ多種多様な本を用意してご提供いたします。当館にない本は、他館から取り寄せたり、購入したりしてご提供します。これも職員の仕事です。ただ、何の本でも可能かと言われれば、限度はあります。当館でできる範囲内でご提供いたします。
 調べる場所。お手伝いすることがあれば遠慮なくお申し付けください。「この本はどこにあるのか」「○○について書いてある本はないか?」。FAX、お電話などでもお受けします。お時間がかかる場合もございますのでもしお急ぎでしたらあらかじめご質問をお知らせくださってから、ご来館なされば効率的です。また、できるだけご質問は具体的に詳しくお知らせくだされば助かります。「社会生活について」よりは「寅さんのような商売の人について知りたい」とか、「昆虫の本」よりは「カメムシが群れるのはなぜか調べたい」の方が目的の本にたどり着きやすいと思います。
 勉強する所。たくさんの学生さんがいらっしゃいます。当館で勉強したら第一志望に合格する率が高い・・・という統計でもあればいいのですが。周囲に同じような方がいて一生懸命勉強している、それがいいのですよね、きっと。勉強オーラが相乗効果をかもしだすというか。(効果あったよという方はぜひこっそりご一報をお願いします。)
 楽しむ場所。とてもいい使い方だと思います。週末ご家族で読む本を探しにどうぞおいでください。赤ちゃんだって読み聞かせに反応するそうです。大きな活字の本もございます。目の不自由な方のために対面朗読もできます。新聞・雑誌・インターネットもございます。もちろん、皆が楽しむためにお互い譲り合うことは必要です。おしゃべりが過ぎたり、走り回ったり、携帯電話をしたり・・・「シー、ここは図書館でござる、お静かに」
 休む所。とてもいいと思います。周囲は公園です。お散歩や、お仕事の合間にぜひお立ち寄りください。黙って座っているだけで、森林浴ならぬ図書館浴ができます。新旧取り混ぜての本の匂いは心を癒す効果がある・・・と当館の職員は信じております。穏やかな気分になりたいときぜひ図書館に来てゆったりしてください。ただし、怒ったり大きな声を出したりしたら効果はございません。
 という風に思いつくまま、並べてみましたが、いかがでしょう?皆さま、もっと便利な面白い使い方がおありかもしれません。どうぞ、図書館においでになって他の方に教えていただけませんか?



カチンコのイラスト 平成24年9月 「不思議な巨人」

 今、私は謎の多い不思議な巨人の足跡を追っています。なんて書くとファンタジーの書き出しみたいですてきですが。
 実は去年、当館は青森市にお住まいだった澁谷吉民さんのご遺族から、膨大な量の本をご寄贈いただきました。概算で1万冊近く、でも雑誌類や蔵書にできない本もありましたので、最終的には3千から5千冊に納まるでしょうか。まだ整理中なのですが、読書週間に展示して紹介したいと思っております。
 当館の本も冊数が増え、入れる場所が狭くなってきました。郷土資料以外の古い本の寄贈受入はこれが最後になるかもしれません。それなのにどうしていただいたかというと、ほとんどの蔵書が歴史・文学・映画で年数が経っても利用価値があったこと。完全にきれいな状態で保存されていたこと。郷土資料や太宰治関係の当館で所蔵していない本を多く含んでいたこと等を考慮して、デメリットよりメリットの方が大きいと判断いたしました。
 ただ、いただいた時点で、澁谷吉民さんという方はお父様が当市の金山出身であること、青森放送の社長さんだったことしかわかりませんでした。蔵書から察すると大変な読書家で特に文学と歴史に造詣が深く、映画をこよなく愛する方だったらしいのです。面白いのは、文学でもいわゆる文豪島崎藤村や永井荷風の立派な全集や数々の研究書がぎっしりある反面、推理小説もすごい量がありました。硬軟あわせ持つという感じなのでしょうか。歴史も2・26関係から邪馬台国関係、固い資料から軽い読み物まで。そして何よりすごいのが映画、映画、映画。映画関係の本はそれこそありとあらゆるもの。これほど映画関係の本は出ていたのかと驚きました。もしかしたら当館は県内で一番映画関係の本が多い図書館になったかもしれません。
 というわけで、この方はすごい人だったのだなあと思いながら本の整理に追われています。もし、これを読まれた方で、澁谷吉民さんに関してエピソード等をご存知の方がおいででしたら当館の方にお知らせ願えれば幸いです。展示の際、お人柄が偲ばれるようなお話があれば、御本人も喜ばれるのではないでしょうか。



椅子のイラスト平成24年7月 「ふたつの椅子」

 図書館の環境を整備した時、一般室の壁際を広くしました。車いすの方が通るには狭かったのです。そうしたら後でUターンが楽にできるようになりました。そこに小さな椅子を置きました。「他の図書館で見て、いいものだなと思った」という職員の提案でした。今さっき見たときも少年が座って何やら読んでいました。テーブル席に座るほどではないけれどちょっとチェックしてみたい時、立ち読みよりは楽です。思わず読みふける方もいらっしゃるでしょうし。一人掛けなので孤独を好む方にもぴったりのようです。
 もうひとつは児童用に重ねられる丸椅子。一番低いのはよちよち歩きのお子さん用でしょうか。床から20センチくらいです。読み聞かせの時に使っていました。ところが先ごろ意外に便利な使い道ができたのです。お料理や手芸の本のコーナーは大型本が多くなかなかうまく配置できません。工夫して改善したつもりでしたが一番下の棚に並んだ本が取りにくいとのご意見がありました。本の並び方は急には変えられません。その時また、提案がありました。「あの丸椅子を置いたらどうでしょう。」低い椅子に座るとなかなかいいのです。草取り用の腰掛みたいです。しゃがむよりずっと快適です。
 「一挙両得」、「必要は発明の母」、「三人寄れば文殊の知恵」でした。



花のイラスト平成24年5月 「本を読むことは」

 一冊の本を読みきることは、旅をすること。読み終わってホッと一息。自分に返る。だけどさっきまでと少し違った自分がいるはず。
 昭和30年の本も、平成24年の本もあるから図書館。この本を書いた人はもういない。最初に読んだ人もいないかもしれない。でもあなたが手に取った時、本は蘇る。
 大事にすれば本はいつまでも生き続ける。粗末にすればすぐにだめになってしまう。斜めの読み癖の付いた本、水に濡れた本。本の悲鳴が聞こえるはず。人間の皮膚のように丈夫じゃないと人間が自覚してほしい。
 どんなにコンピュータが発達しても使うのは自分。本を読むのは自分。誰かに代わりに読んでもらってもそれはあなたの情報にならない。えっちらおっちら苦労してそれはあなたの血となり肉となる。
 本を読むことは、自分をみつめること。自分の心と頭が理解するから本の中味はあなたのものとなる。たとえそれがとても堅い本であったとしても、あなたの歯ががっちり食い込んだら、いつかは咀嚼することができる・・・だろう。
 本を読むことは自分を楽しませること。心を休ませること。感情を解き放つこと。本を読んで泣いたり笑ったりしてもいいじゃないか。本の主人公になりきって晩御飯の支度を忘れたとしても、それだけ夢中になれたらいいと・・・思ってほしい。
 新年度です。ようやく、新しい環境に慣れてきたころでしょう。張り切りすぎて疲れていませんか?思い通りにいかなくてイライラしていませんか?図書館で本の森をさまよってリフレッシュしてください。

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