五所川原市立図書館からあれこれ

図書館の本から皆様へお願いします(bQ5)

                          

 近頃、学校から図書館の見学や職業体験の依頼が増えてきました。子ども
達は熱心に見学や体験をして、図書館の利用の仕方やマナーを学びます。大
変いいことだと思います。ご家族の方にも図書館のことを教えたり、貸出等
の利用も続けていただきたいものです。
 ところで、大人の皆様。皆様は図書館の本がこんなことを言っているのを
ご存じですか?今回はそれを話題にいたしましょう。
 図書館は本を利用するところです。ですから、主役はあくまで私たち本で
す。しかも、本屋さんみたいに同じ本が山積みということはありません。1
冊の本を市民全員で共有し、利用することになります。本は市民全員の財産
です。本は紙でできていますから、ものすごく頑丈ではありません。でも、
生ものでもないし、ガラスのようにもろいものでもありませんから大切に扱
えば皆様より長生きできます。ただし、大敵はあります。「濡れること」
「破れること」「折ること」「汚れること」「返さないこと」です。
 濡れた本は、よほどすぐ気づいて水気をとらなければ見るも無残にふくら
んで変形してしまいます。こうなってしまうと元にはもどりません。(可哀
想な本!)
 破れても修理して使いますが、損なわれた美貌は元にもどりません。まし
て、何ページか破って持って行った方がいたりすると中身も破壊されたこと
になってしまいます。現代はコピーというものがありますので正しい大人は
文明の機器をご利用ください。誤って破った方は正直に伝えていただくと助
かります。ページが紛失する前に修理用のテープで直してもらいます。セロ
ファンテープは劣化したりしますので。(不運な本!)
 本の途中で別のことをしなければならなくなった時、しおりをはさんで閉
じるのが紳士淑女たるもの。開いたままうつぶせに置く。長くこういう状態
にすると本が変形します。一種の虐待ですね。ページを折るという行為は傷
害罪です。一度折られたページは元にもどせません。どうぞ、ご自分の本だ
け思う存分折ってください。(気の毒な本!)
 本を読みながら飲食する癖のある方。大丈夫ですか?油染みのある本はお
好きですか?可愛い赤ちゃん・・・でも本はおもちゃではありません。お母
さんが読んであげるのはいいけれどそのまま持たせておいてクレヨンだらけ
になったら、本はうれしいでしょうか?赤鉛筆片手に線を引かないと頭に入
らない人。あらかじめ線や書き込みのある本を読まされる人の身になってく
ださい。(無理矢理刺青された本!)
 最後は期日になっても返さないこと。次の方が待っています。まして何ヶ
月も返さないなんて。自分勝手すぎるというものです。そのまま忘れてしま
う、そんなひどいことは皆様はなさらないでしょう。私たちは解放の日を待
ち望んでいます。(拉致・誘拐された本!)
 どうぞ、こういう不幸な本を作らないためにご協力をお願いします。



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