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◆本に癒しの力はあるのか?(bP9) |
答えはイエスだと私は思います。かつて、とても悲しくて、ショックで泣きたい
気分だった時、開いた本は確か武田百合子の「犬が星見た」でした。いわゆる紀行
文なのですが巧まざるユーモアがあってしみじみ笑えてくるのです。その時はそれ
でずいぶん救われた気分でした。悲しみを癒す本も人により、その時の気分により
違うと思うのですが。本によって救われた気分になったり、心が軽くなったりはし
ます。本当です。
その後、ヤングアダルト(青少年物、中高校生向け)の本でお母さんが亡くなる
話「スカイメモリーズ」と、人を傷つけた少年が償いの旅をする話「風をつむぐ少
年」を読みました。こういう辛い状況にある人が、同じような立場の本を読んで救
われることもあるのじゃないかと思いました。もちろん、それだけでなく、今は恵
まれていても、いつか問題に直面したときに思い出すこともあるでしょう。本が役
に立つのは、知識はもちろんですが、心の処方箋にもなることではないでしょうか?
たまたま、その当時まとまった額の図書券のご寄贈がありました。それで、心を
癒してくれる本を並べたコーナー「はるにれ文庫」ができました。本の選択基準は
傷をおった心に効く本。児童書・ヤングアダルト・一般書は問わず、内容で選びま
す。どんどん増やして狭くなったら一般書に移していく・・・予定でしたが・・・。
最後に、1冊の本を1人で読んでも、3人で読んでも、お値段は同じです。でも、
共有することにより、選ぶ範囲は広がります。図書館にあればあるほどいいのは、
本とお金、そして愛情です。皆様が選んだ心を癒してくれる本を1冊、図書館にご
寄贈くださいませんか。
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